(2023/10/4更新)再延期と仕様が変更された点について追記しました。
(2023/8/17更新)リリース時期が9月下旬からに更新されていました。
(2023/7/14追記) メッセージの「…」その他オプションメニューから一部機能が削除を追記しました。
(2023/6/26追記) リリーススケジュール延期について追記しました。
(2023/6/23追記) チャネル2.0 に切り替わった際のガイド表示のスクリーンショットを追加しました。
新しいチャネルエクスペリエンスとは？
新しいチャネルエクスペリエンス(以降チャネル2.0と記載)は、新しいTeams(以降Teams2.0と記載)の新機能の一つとして紹介されていた機能です。
チャネル2.0の主な特徴(今までとの変化）は下記の3つです。
- 新しいメッセージがページの上に(今までと逆)
- 既定では今まで通りで逆向きにも変更可能に(2023/10仕様変更)
- 新規メッセージ作成ボックスがページの上に(今までと逆)
- 既定では今まで通りで逆向きにも変更可能に(2023/10仕様変更)
- 情報ペインが既定で表示されるように(今まではoffが既定値)
- 「See the full conversation」(完全な会話を表示する)
表示順が変わるというユーザーインパクトが大きいものになっています。Vivaエンゲージ(Yammer)に慣れている方であれば違和感は少ないかもしれません。
個人的には情報ペインが既定でオンになったことがポイント高いです。従来のチャネルでは情報ペインを表示しないとピン留めされている事がわからないという問題がありましたがこれが少し緩和される効果が期待できます。
(2023/10/4更新)
メッセージセンター MC550081が2023/10/2更新され作成ボックスの位置とメッセージの表示方向について仕様の再変更がアナウンスされていました。
- [変更前]
- 作成ボックスは一番上に表示
- メッセージは新しいものが上に
- [変更後]
- 既定では作成ボックスの表示位置は一番下でメッセージの表示順は新しいものが下（従来通り）
- チャネルの「…」→「投稿を上から並び替える」で上下反転も"選択可能"
メッセージの表示順が上下反転するというユーザーインパクトの大きい変更は、選択式に後退しました。既定では従来通りのメッセージの並び順で、作成ボックスの一番下のままです。チャットとチャネルでメッセージの表示順が異なる状態にという事もあり、否定的なフィードバックが多かったのかもしれません。
以下に主な特徴を書き直しました。
新しいチャネルエクスペリエンスの主な変化点
メッセージの表示順・作成ボックスの位置が上下反転可能に
| 作成ボックスの位置 | メッセージの表示順 | |
|---|---|---|
| 投稿を下から並べます (既定) |
一番下 | 下から新しい投稿 |
| 投稿を上から並べます | 一番上 | 上から新しい投稿 |
既定では従来通りですが、チャネル→「…」→「投稿を上(下)から並び替える」で表示を変更可能となっています。「投稿を上から」の設定にすると、作成ボックスが一番上・メッセージは上から新しい順とViva Engageのコミュニティに近い表示形式に変わります。
設定箇所がチャネルの設定ですが、各チャネルごとに独立しているわけではなくすべてのチャネルが同じモードに切り替わります。
また、この設定はユーザーごとに独立しています。チームの所有者が全メンバーの表示順をコントロールするといったこともできないようです。
スレッドメッセージだけをポップアウト表示
従来はスレッドの省略表示された返信をクリックすると展開されて返信メッセージが表示されていました。新しいチャネルエクスペリエンスでは、選択したスレッドのみが表示される形式に変わっています。
情報ペインが既定で表示されるように
情報ペインは従来は(i)をクリックしないと表示されない仕様でしたが、新しいチャネルエクスペリエンスでは既定で表示されるようになりました。メッセージの表示領域が減って煩わしいというデメリットもありますが、ピン留めしたメッセーじがパッと目に入るようになるというメリットを評価しています。
ウィンドウサイズによっては自動的に非表示になりますし、右上のアイコンでオフにすることもできます。
チャネル2.0のいまいちな点
個人的にいまいちだと感じている点が3つあります。
- アダプティブカードが省略表示されてしまう
- 作成ボックスと返信でEnterキーの挙動が違う
- アナウンスのタイトルが大きくなった・背景画像が設定できない
- メッセージの「…」その他オプションメニューから一部機能が削除
アダプティブカードが省略表示されてしまう
従来のチャネルではアダプティブカードは省略されずに表示されていましたが、チャネル2.0では省略表示されてしまいます。
作成ボックスと返信でEnterキーの挙動が違う
従来のチャネルでは、作成ボックス・返信ボックスともに、EnterまたはCtrl+Enterで送信・Shift+Enterで改行(書式オンでEnter またはShuft+Enterで改行、Ctrl+Enterで送信)という挙動でした。
しかし、チャネル2.0では新規ボックス・返信ボックスでそれぞれ別の挙動になっています。
- 新規ボックス
- 改行：Enter、Shift+Enter
- 送信：Ctrl+Enter
- 返信ボックス
- 改行：Shift+Enter
- 送信：Enter、Ctrl+Enter
- (書式オンの時)
- 改行：Enter、Shift+Enter
- 送信：Ctrl+Enter
作成ボックスは従来の書式オンの状態で固定になっています。
チャットは変更ありません(チャネルの返信と同じ)ので、とても混乱します。どちらかの挙動に統一されてほしいですね。
アナウンスの見出しが大きくなった・背景画像が設定できなくなった
左が従来のチャネル、右がチャネル2.0です。
メッセージ単体でみると見出しがより強調され目立つようになった、とも言えますがこの形式が多数並んだ時スクロールの手間が増えてしまいます。
また、見出しがセンタリングされたので左右の視線移動が必要になり、以前より見づらいと感じます(これは慣れかも)
そして、背景画像が設定できなくなってしまいました。
メッセージの「…」その他オプションメニューから一部機能が削除
スレッドトップメッセージでは「通知をオフにする」
返信メッセージでは「未読にする」「固定する」
がなくなっています。
返信メッセージの「固定する」が使えなくなったところが残念です。
これらは2023年10月初旬から展開されることになっています。(2023年10月4日現在)
以降は2023年10月に仕様変更される前の古い情報です。
チャネル2.0はTeams2.0固有の機能ではなかった
情報公開当初からチャネル2.0はTeams2.0とセットで公開されてきました。2023年5月にメッセージセンターに MC550081 でチャネル2.0のリリース時期が公開された際のスクリーンショットもTeams2.0のものでしたので、チャネル2.0はTeams2.0と同時に公開されるのだろう…私はすっかりそう思い込んでいました。
パブリックプレビューで現行Teams(1.x)にチャネル2.0が展開された
ところが、Teamsパブリックプレビューで既存のTeams(1.x)にも同機能が展開されていることが確認できました。2023年5月22日現在私の環境では
の３つでチャネル2.0を確認できています。
メッセージセンター MC550081 には記載がなかったWebブラウザーも対象になっています！
※2023年5月22日現在VDI (VMware Horizon - Teamsメディア最適化オン)の環境では確認できていません。
(スクリーンショット並べてみましたがほぼ同じです。)
チャネル2.0 に切り替わった際のガイド表示
新しいTeamsの一部ではないから以前のバージョンに戻せない
新しいTeamsの一部であればトグルボタンで以前のバージョンに戻すこともできていましたが、現行Teams(1.x)アプリにも展開されると元に戻すことは難しそうです。
チャンネル2.0トグルボタン
私の環境で一度だけこのような「チャネル2.0」トグルボタンが表示されたことがありました。オンにしてもTeamsが再起動したものの何も変化なく、二度とこのトグルは現れませんでした。
これが従来のチャネルに切り替えるトグルボタンだったら、ポリシーで既定値を変更できるものだったら…管理者的にはそう願わざるを得ません。(2023年5月22日時点このトグルボタンに関する情報は見つかりませんでした)
従来通りの表示順と新しい表示順を切り替えられるように仕様が変更されました。
チャネル2.0 は2023年8月上旬から展開予定
チャネル2.0は2023年6月上旬7から展開予定です。管理者の皆さん震えてこの時に備えましょう...
(2023/10/4更新)
10月初旬からに変更されていました。
(2023/8/17更新)
９月中旬からに延期されていました。
(2023/8/12更新)
8月上旬からに延期されていました。
(2023/6/26更新)
7月下旬からに延期されました。
参考にしたページ
メッセージセンター - MC550081
https://admin.microsoft.com/Adminportal/Home?ref=MessageCenter/:/messages/MC550081
