ささみ学習帳 - sasami's study book

ささみ学習帳

Microsoft365 や Power Platform について学んだこと・アイデアのメモ

Teams Wiki後継のOneNoteノートブックにWiki未使用の既存チャネル名のセクションを一括作成する PowerAutomate クラウドフロー

はじめに

2023年6月からTeams チャネルのWikiタブはサポート対象外になりました。

マイクロソフトからWiki から OneNoteへのエクスポートツールが提供されていますが、今回はそのエクスポートツールの隙間を埋めるフローです。

 

2023/6/4追記

Wikiタブの表示が変更され、このフローを使わなくてもメモタブが追加できるようになるようです。こちらをご覧ください。

Teams チャネルのWikiをOneNoteへエクスポートするツールが使えるようになったので動作チェックしてみた(2/2) - sasami's study book (仮)

 

 

チャネルに既定で追加されるようになった"メモ"(Notes)タブの実体はどこに?

Wikiからエクスポートした場合や、今後チャネルを追加した際に既定で表示されるOneNoteの"メモ"タブの実体は、チームに紐づいたSharePointチームサイトの既定のOnenoteノートブックに保存されます。

 

ノートブックを開いてみると、チャネル名と同名のセクションが作られ、ページが分類されています。

 

wikiが使われていない既存チャネルにはメモタブは自動で作られない

今後新しくチャネルを追加する場合はこの既定のノートブックにセクションが自動的に作成されていくのですが、既存の標準チャネルであっても使われていないWikiにはエクスポートを開始する「詳細を取得」ボタンが表示されないようです。その為、OneNoteの"メモ"タブが追加されることはありません。

このようなメッセージが表示されるだけなので、手作業でOneNoteタブを追加するしかありません。

このメッセージにメモを新規作成するボタンがあれば...

 

(過去Wikiを使っていなかった)チャネルでOneNoteの"メモ"タブを使い始めるには...ちょっと面倒

過去WIkiを使っていなかったチャネルでもOneNoteタブを使い始める場合は、手作業でOneNoteタブを追加することができます。

チャネルに紐づいた情報は既定のノートブックに集約したいと考えたのですが、多数の既存チャネルがある場合にチャネル名のセクションを追加していくのはなかなかの手間です。

そこで、既定のノートブックにチャネル名のセクションを一括作成するフローを作成しました。

フロー全体図


フロー実行イメージ

フロー実行前に、各チャネルのWikiをチェックし、「詳細を取得」ボタンが表示されている場合はエクスポートを実行しておきます。

その後でフローを実行すると、Wikiが存在するが未使用だったチャネル名と同名のセクションを既定のOneNoteノートブックに作成されています。

あとはTeamsでチャネルにOneNoteタブを作成するだけ(タブ名も変えなきゃ)です。

最後に

折角なので既定のノートブックを使い倒す方向で初めてみましたが、実際使い込んでみないとWikiの代わりになるかなんとも言えない部分もあります。1番の問題は、既定のノートブックを利用すると、セクションがチャネルで使用されてしまう為、チャネル内でデータを分類することができなくなる事だと考えています。

この辺りは使い込んでみて、必要になったら新規にノートブックを作成する形に移行しようかな。