「Teams のタウンホール機能を確認してみた(2/3)」 の続きです。
イベント終了後の操作を確認していきます。
4.イベント終了後
タウンホールは会議の派生となっており、開催者・共同開催者・発表者は、Teamsのカレンダーやチャットからイベントの情報にアクセス可能です。
イベントの管理ページにアクセスしてみます。
4-1.レポート
レポートには、開催者・共同開催者・発表者と"招待した出席者"は表示されるようです。
4-2.レコーディング
レコーディングされたデータが確認できます。下の図は検証のため複数回録画したところ、複数のレコーディングが表示されました。
レコーディングされたデータのアクセス許可Streamで確認してみたところ、開催者・共同開催者・発表者のみがアクセス可能となっています。
【公開】ボタンを押してみると
公開した時点で、招待済み・登録済みの出席者(共同開催者・発表者にも)にメールで通知されるようです。
※登録済みの出席者というのは何か?調べてみましたがわかりませんでした。ウェビナーと違って現状のタウンホールには登録する操作は見当たらないので謎です。
なお、公開されるには時間がかかります。OneDrvive上のファイルが直接公開されるのではないようです。
公開された動画には既定で30日の有効期限が設定されます。
「60日延長」で1回だけ有効期限を延長でき、最長90日までのようです。
また、「OneDriveから公開」をクリックするとOneDrive for Businrss上の任意の動画ファイルをこのイベントの動画として公開できるようです。
4-3.レコーディングを視聴する
メールの「レコーディングを表示する」ボタンをクリックすると
https://events.teams.microsoft.com/event/ にアクセスしこんなページで動画が視聴できるようになります。
動画のアクセス許可はイベントアクセスの設定で変わります。
- あなたの組織
- 自テナント内のアカウント(ゲスト含む)に公開
- アクセスの際にサインインが求められる
- 公開
- サインイン不要
- URLを知っていれば誰でもアクセス可能
- OneDrive/SharePointの組織外共有禁止していてもOK
5.管理面
Teams管理センター→会議→イベントポリシーにタウンホールに関する設定があります。ウェビナーとまとめられているようですがどこまで設定が共通化されているのか、後日検証するつもりです。
タウンホールの許可する
これをオフにすればタウンホールは利用できなくなります。
Allowed question types in registration form
Q&Aの投稿の種類を制限できるようです。
Allowed Townhall Types For Recording Publish
タウンホールのレコーディングを公開する範囲が制限できるようです。
気になった点
出席者側のライブキャプションの表示のさせ方
開催者・共同開催者・発表者のライブキャプションは問題なく表示されましたが、出席者側はライブキャプションのメニューはあるものの表示されませんでした。
公開された動画にアクセスする手段はメール経由のみ?
公開された動画にアクセスする手段が、メールのボタンしか用意されていない点が疑問です。メールは開催者・共同開催者・発表者と"招待した出席者"にしか届きません。招待する事が前提だとしたら招待者をグループで指定ができない仕様は腑に落ちません。
その他の出席者に動画を公開する為にはどうするのが最適なのか…テナント内全ユーザーに通知される💧ような事もないようです。このあたりは試行錯誤が必要そうです。
参考にしたページ
さいごに
タウンホール機能がどんなものか一通り動作を確認してみました。ライブイベントよりも会議よりの操作性になったこともあり、会議しか使ったことがない人にも扱いやすくなったように思います。