ささみ学習帳 - sasami's study book

ささみ学習帳

Microsoft365 や Power Platform について学んだこと・アイデアのメモ

Teams のタウンホール機能を確認してみた(2/3)

Teams のタウンホール機能を確認してみた(1/3)」 の続きです。

イベント中の操作を確認していきます。

 

 

2.イベント開催者・共同開催者・発表者

開催者・共同開催者・発表者がイベントに参加すると、参加できる控室(グリーンルーム)の状態です。「会議を開始」をクリックするまでは出席者には表示されません。この状態でカメラ・マイク・画面共有のテストや開催者・共同開催者・発表者での音声・チャット・映像での打ち合わせができます。

通常の会議ではTeams Premiumライセンスが必要な控室(グリーンルーム)が、タウンホールではPremiumなしで利用可能です!

中央の赤枠内が出席者に表示される映像になります。

 

2-1.画面を共有する

開催者・共同開催者・発表者いずれかが画面共有を行うと中央の赤枠内に表示されます。

2023年10月時点ではPowerPoint Live, Excel Live、Whiteboard等には非対応です。

 

2-2.カメラ映像を映す

開催者・共同開催者・発表者のカメラ映像を選択し、出席者向け映像に表示することができます。アバターにも対応しています。

複数のカメラデバイスがある環境ではカメラの切り替えも行えるようになっています。

 

従来のライブイベントではカメラ映像は同時に1つしか表示できませんでしたが、タウンホールでは複数のカメラ映像を表示することができるようになっています。

カメラ映像の表示設定は開催者・共同開催者・発表者いずれも可能でした。


2-3.Q&Aの設定

Q&Aを表示し⚙️から設定ができるようになっています。

既定では

  • 質問:ON
  • 返信:ON
  • 匿名投稿:OFF
  • 適度な質問:OFF

となっています。

従来のライブイベントでは既定では「適度な質問」がON相当のモデレーターが公開した質問だけが全体共有されるスタイルでしたが、タウンホールではそうなっていない点は注意が必要そうです。

 

2-4.出席者リスト

2-4-1.出席者はイベント中は匿名

イベント設定で招待された出席者のみ名前が表示されます。

招待されていない出席者は匿名で参加者リストには「イベントを見守る参加者」として人数だけ表示されます。

 

2-4-2.発表者を出席者に変更することができる

発表者は出席者に役割を変更することができます。

 

出席者に役割変更されたユーザーは非匿名の出席者となり、匿名の出席者ではできないカメラ・マイクの許可やカメラ映像の画面表示が設定可能でした。また発表者に再び戻すこともできます。

※2023/10/11現在、発表者が画面共有中に出席者に役割変更すると発表者のTeamsがフリーズする現象を確認しました。当面役割変更する際には注意が必要そうです。

 

2-5.会議を開始する

右上の「会議を開始する」ボタンを押すと、出席者向けの配信が始まります。

既定では自動的にレコーディングも開始されます。

会議の開始は開催者・共同開催者・発表者いずれも実施可能でした。

 

2-6.会議を終了する

赤い退出ボタンから「会議を終了」することができます。

この操作は開催者・共同開催者だけが実施可能です。発表者は実施できませんでした。

 

 

2-7.Webブラウザーではタウンホールに参加できない

現時点ではWebブラウザーから開催者・共同開催者・発表者として参加することはできないようです。

出席者としての参加で問題なく可能でした。

 

2-8.モバイルアプリでは参加可能

一方でモバイルアプリでは開催者であっても参加することは可能でした。

しかし、開催者でできる操作が全くできない状態でした。

 

2-9.VDI環境のデスクトップアプリから開催者・共同開催者・発表者として参加可能

従来のライブイベントはVDI環境のデスクトップアプリからは、プロデューサーと発表者の役割で参加する事が出来ませんでした。この為、ライブイベント用に物理PCを用意するなどの対応が必要でした。

しかし、タウンホールはVDI環境のデスクトップアプリから開催者・共同開催者・発表者としてイベントに参加可能です。VDI環境の企業では大きなメリットになるかと思います。

ただ2023年10月現在VDI版新しいTeamsはプレビュー版ということもありやや接続が不安定で接続できない事がありました。何度か接続しなおすと成功しました。

 

2-10.明示的な記録同意にも対応

2023年8月ごろに追加された明示的な記録同意にも対応しています。設定しているアカウントが開催者の場合に有効となる点は通常の会議と同じです。

 

2-11.Town Hall Event Insight

イベント開催中にTeamsカレンダーからイベントを開き、イベントを管理する→レポート→イベントのインサイトを表示するにアクセスすると、リアルタイムのアクセス状況などが確認できるビューがあります。

 

 

3.イベント出席者

出席者の画面はライブイベントの画面に非常に似ています。

Q&Aとライブキャプションが表示されています。「…」の中はデバイス設定などがあります。Q&Aは問題なく利用可能ですが、私が試した限りライブキャプションは表示されませんでした。

 

3-1.モバイルアプリでも参加可能

モバイルアプリでも出席者としてイベントに参加可能です。iPhoneで確認したところ、画面共有中はカメラ映像は表示されないなど制限がありました。

 

続きます

Teams のタウンホール機能を確認してみた(3/3)」 に続きます。