2023年11月時点では、日本リージョンの環境はCopilotは既定では利用可能できない状態になっているようです。Copilotを利用する為には、Power Platform 管理センターで環境の設定を変更する必要があります。
1.Power Platform 管理センターにアクセス
Power Platform admin center (https://admin.powerplatform.microsoft.com/)
2.「環境」で変更する環境を選択する(環境ごとに設定する必要あり)
3.右下の「生成AI機能」を編集
4.2つのチェックボックスをチェックし「Save」
それぞれ単なる設定項目ではなく同意事項になりますので注意が必要です。業務上で利用する場合は所属組織の社内規定・ポリシーなどいろいろ考慮した上で同意する必要があるかと思います。
- リージョンをまたいだデータの移動
- 自テナントのリージョン外にデータを移動する事への同意です。Azure OpenAI Service が存在する他のリージョン(米国)に入力データを移動することに同意
- Bing検索
- 入力した内容や機能次第でBingの検索結果をもとに回答する事への同意
5.保存してしばらく待つと、設定した環境ではPower AutomateでCopilotが利用可能となります。
ホーム画面で
作成画面で
フローデザイナーで
さいごに
新しいフローデザイナーはUIデザインからもCopilotが利用できない場合は右側がスカスカで、Copilotが利用できることが前提のデザインになっていると感じます。
Copilotを利用できるようにする作業は、手順としては簡単ですが所属組織のポリシーによってハードルがものすごく高いケースもあるかと思います。日本リージョン内で完結するようになる日が来てほしいものです。
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