(2024/1/16追記)新しいTeamsで設定手順が少し変わっていたので別記事にまとめました。
はじめに
Teams会議でリアクションをタイミングよく行うにはコンパニオンモードがおすすめと以前投稿しました。しかし、コンパニオンモードは自身のテナントで開催された会議でしか機能しないという制約がありました。
iOS/iPadOSアプリの「Stream Deck Mobile」を利用する事でコンパニオンモードであった問題を自身のテナントのみという制約を解決する事が出来ました。
Stream Deck とは
Bing Chatの引用です。
Stream Deckとは、Elgatoという会社が開発した、ライブ配信やPC作業の操作を簡単にするためのデバイスです。15個または32個のカスタマイズ可能なLCDボタンを備えており、各ボタンにアプリや機能を割り当てることができます。Stream Deck MK.2やStream Deck +など、さまざまなモデルがあります。
Stream DeckにはMicrosoft Teamsプラグインが提供されており、次の機能をプログラムすることができます。
- カメラのオン/オフを切り替える
- ミュートのオン/オフを切り替える
- 背景ぼかしのオン/オフを切り替える
- 会議から退出する
- 拍手、笑い、いいね、愛、すごいなどのライブリアクションを表示する
- 手を上げたり下げたりする
Stream Deck Mobile とは
Stream Deckは物理的なハードウェアですが、ボタンの機能をアプリで実現した「Stream Deck Mobile 」がiOS/iPadOS/Android向けに提供されています。
Stream Deck Mobile - iOS (elgato.com)
iOS/iPadOS版で2x3マスが無料で利用可能に!
Stream Deck Mobile はサブスクリプションの契約が必須なアプリでしたが、iOS/iPadアプリは2023年6月に(2x3)6つのボタンが無料で利用できるように変わり、買い切りプランが追加されました。
Teams会議のリアクションだけであれば6つあれば十分に使えます!
設定方法
- Stream Deck Mobile アプリをダウンロード
- PC(またはMac)とiPhoneを同じネットワークに接続する
- Stream Deck Softwareをダウンロードしインストールする
- Stream Deck Mobile を起動し画面の指示に従ってPCに接続する
- Stream Deck Softwareを設定する
- PCソフトウェア上でボタンへの機能の割り当てを行います
- モバイルアプリ無料版で利用する場合は2x3マスのみを使う
- Teamsプラグインを設定する
- Teams プラグインはこちらのサイトの手順で設定を行いました。
使ってみた
ボタンのレイアウト
無料版ではこんな風に設定してみました。
モバイルアプリ無料版では2x3マスのみですが、ボタンのレイアウト(プロファイル)は複数定義する事ができます。右上にプロファイル切り替えボタンを配置することで、5x3 の15個のボタンを定義しました。スマホの向きでアイコンの向きも変わります。
Stream Deck Mobile アプリ機能中は画面はスリープにならないようです。この為いつでもささっとボタンを押す事が出来ます。
Teamsボタン
Teams関連ボタンは、普段は上の画像のようにボタンがグレーアウトした状態ですが、Teams会議に参加するとカラー表示に変わって利用できるようになります。
ネットワーク経由なので若干の遅延はありますが、Teamsの会議コントロールで操作する事に比べれば格段に快適です。リアクションを連打することも可能です。
さいごに
Teams会議の操作をささっと行いたいといった用途には無料版でもかなり有効でした。1画面にTeams関連を集約したりその他の用途も考えると有償のProプランが魅力的になりますね。
個人的にStream Deckは以前から気になっていたのですが、価格と物理的なスペースが必要なことで躊躇していました。モバイルアプリであれば必要な時にスマホを置くだけで使えます。今後も愛用したいと思います。(有料版Proにアップグレードしました!)
参考にしたサイト